発達障害とは
特徴
発達障害は、生まれつき脳の機能に違いがあり、主に以下の3つの特徴が見られる障害です。
- 対人関係やコミュニケーションに困難さがある
- こだわりが強い
- 日常生活に支障が出るような行動や学習の困難さがある
これらの特徴は人によって程度や組み合わせが異なり、十人十色です。
「そんなの個性だよ」と、よく健常者の方に言われますが、
問題は社会人生活・日常生活に支障が出るか否かなんです。
原因
発達障害の原因は、まだ完全には解明されていませんが、脳の機能に違いがあることが関係していると考えられています。
治療
発達障害の根本的な治療法はありませんが、療育や支援によって、症状を改善したり、社会生活を送るためのスキルを身につけたりすることも可能ではあるが、療育や支援があるからと言って必ずしも改善するとは限らない。
「そんなの甘えだ!」、「根性で治せるだろう!」
これも、よく会社の上司に言われましたが、
これは、足が欠損している身体障害者の方に根性で足を生やせと言っているようなものです。
無理…と思います。
発達障害者が抱える課題
重要度☆3
- コミュニケーションの困難さ
・言葉の意味や意図を理解するのが難しい
・自分の考えや気持ちをうまく伝えられない
・アイコンタクトや表情を読み取ることが苦手
・相手の気持ちや状況を察するのが難しい - こだわり
・好きなこと、物に強い執着がある
・予定やスケジュール通りに行かないと不安になる
・自分のやり方、こだわりを邪魔をされると、急にやる気を失くしたり、腹が立つ
・自分の中でルーティーン化(パターン化)しないとスムーズに物事を進められない - 日常生活への支障
・時間管理が難しい(時間の逆算や時計の読み方・計算など)
・金銭管理が難しい(ADHDの衝動性による散財・貯金ができない)
・人とのトラブルが多い()
・虐待やいじめを受けるリスクが高い
重要度☆2
- 学習の困難さ
・読み書きや計算が苦手
・理解が遅い
・記憶力が弱い
・課題をこなすのが苦手 - 感覚過敏・感覚鈍麻
・騒音や光に敏感
・痛みに鈍感
・暑さや寒さに弱い - 情緒のコントロール
・ストレスに弱い
・落ち込みやすい
・怒りやすい
重要度☆1
- 運動能力の困難さ
・疲れやすい
・協調性が無い - 睡眠障害
・朝起きるのが辛い
・居眠りをしてしまう - 食事の問題
・偏食がある
・早食いや遅食いがある
・食欲がない
発達障害と「努力」の関係
発達障害と努力の関係は単純ではない
説明・理解しやすいようにグラフ・数値化して分かりやすくしてみる。
発達障害者の場合と健常者の場合とで、能力を数値化すると以下のようになる。
健常者の場合
人間 関係 | 仕事 | 恋愛 | 勉強 | 趣味 | 柔軟性 | 観点 | 芸術 |
80 | 85 | 80 | 75 | 85 | 80 | 75 | 70 |
例えば、健常者10人のうち9人が「勉強」を人より1.5倍努力すると、
75×1.5=112.5になる。
さらに、残りの1人は人より2倍努力すると、
75×2=150になる。
健常者10人中9人は「勉強ができる人」という認識になり、
残りの1人は「とても勉強ができる人」という認識になる。
発達障害者の場合
人間 関係 | 仕事 | 恋愛 | 勉強 | 趣味 | 柔軟性 | 観点 | 芸術 |
15 | 10 | 15 | 3 | 25 | 5 | 20 | 5 |
では、発達障害者の場合を考えてみましょう。
発達障害者10人のうち9人が「勉強」を人より1.5倍努力すると、
3×1.5=4.5になる。
さらに、残りの1人は人より2倍努力すると、
3×2=6になる。
この場合だと、10人中9人は「勉強ができない人」という認識になる。
そして、残りの1人は「まったく勉強ができない人」という認識になる。
何が言いたいかというと、そもそも立っているスタート地点が違うという事です。
もちろん、健常者10人と同じように勉強が出来る人もいます。
そうでない者は、健常者10人と同じように勉強が出来るようになるためには、
112÷3=37.33…になる。
約40倍以上の努力をしないと追いつくことができない。
周囲からの理解不足と偏見
・努力不足と誤解されているため、周囲からのサポートや理解を得ることが難しくなる。
・「甘えているだけ」と捉えられ、適切な支援を受けられない。
・努力しているにもかかわらず、「努力が足りない」「もっと頑張ればできる」と誤解され、能力を否定される。
・できないことを指摘されても、その背景にある様々な困難や葛藤は理解してもらえず、「言い訳ばかり」と決めつけられる。
・周囲の「普通」の基準と比較され、劣等感や無力感に陥ってしまう。
・努力不足というレッテルから、「怠け者」「やる気がない」「根性がない」など、人格や本質を否定するような言葉をぶつけられる。
私も前の会社の上司や友達だと思っていた人からこのようなレッテルを貼られたことがあります。
「ほかの人と同じようにできないクズは生きている価値がない」と生きていること自体を否定されたこともあります。
家族や友人ができること
・発達障害当事者の特性を理解する
・努力の過程を評価する
・できないことを責めるのではなく、できることをサポートする
発達障害当事者自身ができること
・自分の特性を理解し、強みや弱みを把握する
→私の場合は、自分の気持ちを人に伝えることが難しい。
その理由として、「相手が何について話しているのか理解できない」・「どのようにして伝えればいいのか分からない」・「話している最中に自分で何を言っているのか分からなくなる」などがあります。
・適切な目標を設定し、達成感を味わう
→自分自身が目指す位置を理解し、目標設定をする。
何のために生きているのか分からず、死ぬ勇気もなく。
そこで考えた結果、自分の家族を持つことを目指し、大切な恋人を悲しませないという目標を設定した。
・周囲に助けを求めることを恐れない
→正直、これが一番悩ましいものである。
周囲に助けを求めても過去に助けてもらった試しがない。
学生時代にいじめに遭っていると先生に相談しても、翌日クラスメイトの前で暴露されていじめがエスカレート。会社員で上司から悪口や暴力を受けていると相談しても、「悪いのはお前だ!嫌なら会社をやめろ!」と言われたことしかありません。
なんか、不幸自慢になってしまいましたね…
まとめ
・発達障害当事者は努力家である
→これからも、今まで通り努力を惜しまず向上心を燃やしていきたい。
・社会全体で発達障害当事者への理解を深めることが重要
→すこしでも、理解をしてくれる方が増えれば、生きづらさも変わるのではないかと思う。
・希望を持ち、自分らしく生きること
→発達障害があるからと言って、変に隠したりせずオープンに生きていこうと思います。
今後、この日本で発達障害者に対する変化があるかは分かりませんが、このブログを通じてすこしでも理解してくれる方が増えればいいなぁと思います。
このブログを見る人はほとんどいないとは思いますが…
※このブログは文章生成AIの助けを借りています。